ビジネスマナーの資格試験の代表格の試験です。

「秘書検定」がとても有名です。
職業訓練などでは、「サービス接遇検定」も訓練カリキュラムに導入されていたりします。

今まで「生きてきて」、「働いてきて」、自分の常識に自信が持てなかったり、

日常生活で、
人と関わる中でどうふるまえばよかったのか、
どう話せばよかったのかわからなかったり、

仕事では、
Aさんから聞いた内容とBさんから指示された内容などが全く違うものであったり、
その人その人で、ずっと生きてきた年数、社会に出ていた(揉まれてきた)年数の数だけ、
「いったいどうすればよかったのか」、
「答えはあったのか」、
「今更、学んだり身につける方法なんてあるのか」etc・・・、悩み、苦しみがあるのだと思います。

よく、「SST」というカリキュラムについて問い合わせがありますが、
ビジネスマナーの検定試験、資格に関する学習については、
就職用の「SST」と呼べるものだと感じます。
ビジネスマナーについては、
完全で唯一の答えなどはあり得ない、
その場その時その相手によって答えが変わりうる、
「生きもの」であるとしか言いようがない、
そう思っています。

ただ、ベストではなくても、ベターの答えはあるのだと学ぶのがビジネスマナーだと思います。
そして、対人スキルにおいても、自分自身に新たな常識を持たせてあげる(学んであげる)ことで、
「傷つける、傷つけられる」、
「いやな思いをする、いやな思いをさせる」ことを減らせることにつながるとも思います。

できる限り、
「攻撃性を使わないで済む人生、攻撃されない人生」、
「誰かを責めない人生、誰かに責められない人生」に近づくために有効だと考えています。

この試験の勉強には、その答えのヒント(答えを得るために生きる日々のアドバイス)があります。

あと私どもの事業所で見届けてきた12年以上の利用者さんの就職活動で、
「複数社の内定を取ってくる方」、
「他の人からすごいといわれる会社に採用される方」、
「正職員として採用される方(事務職)」のもれなく全ての方に共通している要素として、
ビジネスマナーの授業に参加し、資格取得を行っていたことは職業スキルにおいて大事なヒントではないかと思います。

もちろん、ビジネスマナーの授業を通して学んだ言葉遣いや振る舞い、態度、雰囲気が「面接上」に表れた可能性もありますし、
学んだことを資格の形にしたことで「書類上」で伝わりやすかった可能性もありますし、
資格を取ったことで、「意識の上で」自信につながっていた可能性、すべてあるのではないでしょうか。