秘書検定

知名度も高く、通常を越えたビジネスマナーや状況対応方法、
常識、究極レベルの気遣いを学べる
検定試験です。

私などの人生の中で、秘書の方と直接お会いしてやり取りするような
華々しいビジネスキャリアはほとんどありませんが、
数少ないその機会で感じた印象は、
「落ち着いた自信に満ち溢れている」でした。

温かさと冷たさとその両方の温度を、
必要に応じて、的確で適量に調整して使える、
なにより、ブレることない礼儀作法、
佇まいと振る舞いなどは、
特定の機会を与えられ(自らの力で勝ち取りなのかな?)、
それに携わることができた経験から生み出される、
素晴らしい能力だとも思います。

秘書検定1級試験の会場で、
実際に秘書業務に従事されている受験者の方をお見掛けしても、
他の試験会場ではなかなか感じられない、
清廉で、程よい厳しさが張り詰める空気の会場を体感することができます。


なにより、現在の仕事のためだけではなく、
自身のキャリアと人生のために今、ここにいるのだという、
アメリカのドラマに出てくるプロフェショナルのような雰囲気。

正直特別なスキルだと思います。

このスキルに関しては、通常を越えている部分が確かに存在するため、
必須のスキルといえない部分もあります。
ただ、テキストを読破すれば、自らがまだ知りえなかった常識と気遣い、
思考、判断、行動のパターンに触れることができるのは事実です。

使う場面があるかないかではなく、
私たちが欲すれば手にすることに近づける、
とても良いビジネスマナーがこの学習にはあります。
(普通は、忙しくて学ぶ余裕がなかったり、欲してもなかなか手に入らないものですし。)

独学でも、一度、テキストを何とか最後まで走破されてはいかがでしょうか?

私の中では、この学習を通して、一つ大人になったというか、
人間らしくなれた気がした、それぐらいの内容です。
というか、秘書検定やっていなかったら、おそらくビジネスの場で、
人前に出る自信なんて、まったく持てなかったかもしれないって。

秘書にはならない、なりえないからなぁ、
そう思っていた自分が、数年経ってこの試験を振り返ると、
大事なことを教えてもらえたって思います。

だって、人生の中で、学生の時代を終えて、
仕事で(怒られたり、窘められたり)学ぶこと以外で・・・、


皆さんに誰か、こんなビジネスマナーとか教えてくれる人なんて、
もう、あなたの身の回りにいないのではないですか?

こんなこと、誰も教えてくれなかったから。学べて本当によかったって。
(そういう意味では、やっぱり学習してほしいなぁ。)